政府は東北関東大震災の被害額が15兆~25兆円にのぼるとの試算をまとめた。2011年3月23日、与謝野馨経済財政担当相が月例経済報告で明らかにした。
算定の対象となった地域は北海道と青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の各県で、損壊した道路や港湾、電気やガス、水道などの社会インフラと住宅、企業の工場設備などの建物、農地などの被害額について、内閣府が試算した。東京電力の福島第一原子力発電所の事故や計画停電による経済活動の損失は織り込んでいない。
阪神・淡路大震災時の約10兆円の被害額を大きく上回る。