東国原氏も立候補表明 都知事選、民主は「不戦敗」

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松沢・神奈川県知事は「撤退」

   石原氏の立候補表明を受け、出馬表明を撤回した人物もいる。神奈川県知事の松沢成文氏は3月14日、出馬断念の会見を石原氏同席のもと行った。松沢氏は1日に立候補を表明したばかりだった。石原氏の後継含み、とみられていた。実際、14日の会見で松沢氏は、2月に石原氏から「やってほしい」と都知事選出馬を促された、と「恨み節」とも聞こえるエピソードを披露した。その石原氏の「方針変更」を受け、身を引いた形だ。

   石原氏は、自身の立候補表明直前の段階で名前が挙がっていた顔ぶれでは、有効投票の4分の1を獲得する候補が出ず、再選挙になり政治空白・混乱が生じることを避けるため、不出馬方針を直前に変えたと説明している。

   都知事選にはほかに、共産党前参院議員の小池晃氏(50)、外食チェーン大手「ワタミ」前会長の渡邉美樹氏(51)、発明家のドクター中松氏(82)らが立候補を表明している。

   民主党は独自候補の擁立を見送り、事実上「不戦敗」の形だ。公認・推薦以外の形で渡邉氏を支援できないか、と民主都連が検討している。

   都知事選の投開票は4月10日だ。

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