コメンテーター、デーブ・スペクターさんのツイッターが人気だ。地震の影響で日本全体が沈滞ムードになる中、ジョークを交えて日本人を励ます内容が受けているようで、「癒される」といった反応が寄せられている。
デーブさんは、2010年12月からツイッターを始め、地震前までは「最初は威勢がいい閣僚→前払い外務大臣」といったデーブさん得意のダジャレを連発していた。
「日本で略奪があるのは愛だけですからね、山路さん」
地震があった直後は、「地震の被害に遭われた方に、心からお悔やみ申し上げます」と深刻そうだったものの、一方で「被災者を励まし、和ますツイートを一所懸命考えているところです」。ユーモアがあれば辛いときも世の中を明るくできるとし、地震をネタに
「いまこそ放送してほしいアニメ→あらいぐまタスカル」
「震災後に略奪が起こらないことが海外で称賛されてます。日本で略奪があるのは愛だけですからね、山路さん」
「低気圧にお願いです。被災者ではなく、原発を冷やして下さい。ボクも一所懸命、寒さを原子炉に送りますんで」
とジョークを連発。ツイッターや2ちゃんねるで話題となり、「デーブ・スペクターのツイートにずいぶん救われている」「久しぶりに笑った」といった反応が多数寄せられた。フォロワー数も3月18日現在、約9万3000人。着々と増え続けており、かなりの人気だ。
米国メディアに出演、日本の現状伝える
日本から脱出しようとする外国人も多い中、なぜデーブさんは残るのか。3月18日付けの東京スポーツでインタビューに応じている。アメリカ政府が日本にいる自国民に帰国勧告をしていないことなどをあげ、「日米の強い信頼関係がある以上、逃げない」と宣言。「今、逃げたらひきょう者だから帰国しない」とも語っている。
ここ数日は日本の現状を伝えるためアメリカのメディアに、電話やスカイプで出演。全米ネットのNBCのニュース番組にも出たという。ツイッターには「こんなにいい国と人達はいないって、一所懸命に不得意な英語で話します」「『ガチでハンパなく日本はチョベリグな国』と英語で言おうとしたけど、とっさに言えませんでした」と投稿し、フォロワーたちを和ませている。