日米欧の主要7か国(G7)の財務相・中央銀行総裁は2011年3月18日朝に開いた電話会談で外国為替市場への協調介入を実施し、円高を阻止することで合意した。政府・日銀は午前9時から円売り・ドル買い介入に踏み切った。各国もそれぞれの市場で断続的に介入している。
東京外国為替市場では円売り介入実施後、1ドル81円台に下落した。17時には前日比3円近く下落し81円台後半となった。
一方、東京株式市場の日経平均株価は前日の安値で8639円56銭を付けたが、日銀の介入による円の急落で9000円台に回復。終値は前日比244円08銭高の9206円75銭で引けた。
東京電力が一時ストップ高まで上昇。東芝やキヤノン、ホンダ、三菱UFJフィナンシャル・グループなども買われた。
東証株価指数(TOPIX)は前日比19.59ポイント高の830.39となった。