二次災害、うがい薬、合格取り消し チェーンメールやツイッターでデマ

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「あわてて転送しないように」

   さらには、ヨウ素を含む食品を食べたり、うがい薬を飲んだりすると、放射能汚染を防げるなどというデマも飛び交ったが、厚生労働省放射線医学総合研究所は3月14日、「ヨウ素を含む消毒液などを飲んではいけません」と呼びかけた。

   放射線医学総合研究所の発表によると、大量の放射性ヨウ素が体内に入った場合、内服薬「安定ヨウ素剤」を医師が処方することはあるが、市販品(ヨードチンキ、うがい薬、のどスプレー、消毒用せっけん、ルゴール液など)については、内服薬ではないためにヨウ素以外の成分も含まれており、体に有害な作用を及ぼす可能性のある物質も含まれている。飲んだとしても、ヨウ素含有量が少なく、放射性ヨウ素が集まるのを抑制する効果がない、と説明している。

   ツイッターで拡散されたデマには、こういうものもあった。東京大学に合格したという親戚が宮城県にいるが、被災したため入学に必要な提出期限に間に合わない。期日の延期について大学側に問い合わせたら、「入学資格取り消し」と言われたというのだ。

   これに対しては、東京大学が3月13日、入学手続きの期間は3月12日~15日としているが、地震により手続きに支障のある場合は、入試事務室への連絡を呼びかけたうえで、「今回の手続において、合格者本人の意志を確認せずに入学の資格を取り消すようなことはありません」とホームページで発表した。

   総務省迷惑メール相談センターによると、チェーンメールの場合、件名や本文中に「厚生労働省から」「電力会社から」「マスコミに勤めている人から」「自衛隊から」などの記載があるものを信憑性があると思い込み、善意で転送するケースがあるようだ。受け取ったメールは内容が正しいかどうか確認し、善意悪意に関わらず、慌てて転送しないよう呼びかけている。また、ツイッターの場合は、地震情報の発信にはハッシュタグ「#jishin」が推奨されており、検索する時もこれを入れると、関連情報が表示される。

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