AKB48のコンサート「震災」で中止 「チャリティーに変更すれば」ネットで騒ぎ

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   人気アイドルグループ「AKB48」のコンサートが中止になった。3枚目となるアルバムの発売も延期。2011年3月11日に東北関東大震災が起きたため「世間の常識」などを考慮、このような決断をしたのだという。

   一方で、芸能界では歌手の浜崎あゆみさんや、西川貴教さんらが大震災の被害にあった人たちを元気付けようと、チャリティーコンサートを計画、ネットで話題になっている。「AKB48」も公演を中止するのではなく、同じようにチャリティーコンサートに変更すべきだったのではないか、といった意見がネットに多数出ている。

浜崎あゆみ、西川貴教などがチャリティーライブを計画

   「AKB48」は公式ホームページで3月14日に、3月25日から27日まで予定していた横浜アリーナでのコンサートを中止すると発表した。ライブを開催する「AKB48」劇場も暫く休館するという。また15日には幕張メッセで5月1日、5月8日、6月19日に開催する予定だった握手会も中止すると発表。4月6日発売予定だった3枚目のアルバム「ここにいたこと」も発売延期が決まった。

   なぜ、このような決断をしたのか。所属事務所のAKSに聞いてみると、計画停電が行われている中で多くの電力を使うことができない、ということと、「世間の常識」ということが理由だった。「世間の常識」というのは、震災で多くの人が被害に苦しんでいる中、「AKB48」のエンターテインメントを披露するのは如何なものか、ということらしい。

   この決断はファンに衝撃を与えたが、疑問を感じている人も多い。なぜなら今や国民的アイドルと呼ばれる「AKB48」なればこそ、日本を元気にしてくれるのではないか、というものだ。実は、数々のアーティストが震災にあった人たちに元気になってもらおうと、チャリティーコンサートの開催に手を挙げている。

   T.M.Revolutionの西川貴教さんは3月13日、自身の「ツイッター」で、チャリティーを計画していることを打ち明けた。3月30日に東京「Zepp Tokyo」でライブがあるが、それを被災者に向けたチャリティーライブに変更するというもの。ライブのチケット収益は全額寄付し、さらにライブの模様をネットで無料配信。閲覧した人に募金を呼び掛けるという。

   西川さんは、はじめ震災のためにこのライブ自体を中止することも考えたという。しかし、自分も周りの関係者も被災された方々に何かできることはないか、と考えていて、それならばと立ち上がることにした、と西川さんは「ツイッター」で説明している。

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