放射線「身体に影響を及ぼすレベル」 住民はどうすれば身を守れるか

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   東京電力福島第1原発で1号機、3号機で水素爆発が起こったのに続いて、4号機でも火災が発生した。菅直人首相は2011年3月15日11時過ぎに開いた会見で、「さらなる放射性物質の漏えいの危険が高まっている」と警告。周辺住民が被ばくするリスクが現実味を帯びてきた。このような状況で、周辺住民はどのように行動すれば良いのか。

   3月15日、福島第1原発3号機付近で400ミリシーベルト、4号機で100ミリシーベルトの放射線が測定された。この400ミリシーベルトという数値は、一般人の年間被ばく線量限度の400倍にあたる。

外気を取り込むエアコンや換気扇の利用も避ける

   このことを受け、菅首相は周辺住民の避難指示の範囲はこれまでどおり半径20キロとする一方、半径20キロから30キロの住民に対しては

「外出しないで、自宅や事務所など、屋内退避をするようにしていただきたい」

と呼びかけた。

   枝野幸男官房長官も、

「1ミリシーベルトは、1マイクロシーベルトでは単位が違う。これらの数字が身体に影響を及ぼす可能性があることは間違いない」

と発言している。

   では、このような事態で、周辺住民はどのように行動すればいいのか。原子力安全・保安院が発行した「防災のしおり」などからまとめた。

   屋内にとどまる際は、家中の窓を閉め切り、外気を取り込むエアコンや換気扇の利用も避けることが必要だ。食品には、フタをしたりラップをかけたりする。飲料水は、密閉容器に確保する。

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