計画停電による運休が相次いだ鉄道の中で、通勤時に運行したJRなど私鉄各線は、う回の通勤・通学客らも殺到して大混雑となった。
ツイッターでは、こうした情報が飛び交っており、通勤などをあきらめる人たちもいたようだ。
タクシー乗り場にも長蛇の列
午前中は運行していた東急・田園都市線では、10分間隔の各駅停車の電車のみで運行された。しかし、神奈川県方面からの運行がストップしている小田急線からう回してくる乗客も相次ぐなどしたため、東京都内・渋谷駅など各駅のホームには午前8時ごろでも、乗れない人たちがあふれる事態になった。
神奈川県川崎市内にある田園都市線・宮前平駅では、駅員が改札前で一時、入場を制限した。改札前には、不安そうな表情の通勤・通学客らが電話連絡などに追われ、タクシー乗り場にも長蛇の列が続いた。
ほかの私鉄各線でも、各駅で大混雑が続いたようだ。ツイッターでは、「JR通勤ルートぜんめつじゃねえかw 京急しかねえ」「ようやく銀座につきました。いつもの通勤時間の3倍以上かかりました」といった報告が相次いだ。
国交省が通勤・通学を控えてと呼びかけたためか、「買い物客の中には通勤を諦めたらしいネクタイ姿の人が結構多い」とのつぶやきもあった。
災害に強く、省エネだとして、自転車通勤に切り替えたという報告も多かった。しかし、「予想通り自転車屋混んでるなぁ」との声も聞かれた。