菅直人首相は2011年3月13日夜、東京電力が輪番停電を行うことを了承した。
20時前に開いた会見の冒頭、
「みなさんにご理解いただきたい、お願いしたいことがある」
と切り出し、
「域内全域で大規模停電に陥る恐れがでてきた。これが国民生活に与える影響はきわめて重大」
と現状を説明。その上で、
「明日から、東京電力管内で、計画停電を実施することを了承した」
と述べた。さらに、
「この危機を、わたしたち日本人が乗り越えていくことができるかどうか、すべての日本人に問われている」
などと訴えた。
ほぼ同じ時間帯に東京電力は記者会見を開き、輪番停電の実施を正式発表。3月14日は、5つのグループに区切って、順番に3時間程度電気を止める。