輪番停電、数週間は続く?
海江田万里経済産業相は3月13日15時過ぎに開いた会見で、
「産業界においては、産業用の電力需要について最大限の使用抑制をお願いする」
としながらも、
「それらの措置でも、相当量の供給不足がある場合、域内全域に及ぶ不測の大停電を防ぐため、予見性のある形で、地域ごとの計画停電を行う可能性がある」
と、いわゆる「輪番停電」を行う必要性を指摘。資源エネルギー庁の細野哲弘長官も、
「現在使用していない火力発電所を稼働させたとしても、輪番停電は少なくとも数週間必要」
と、厳しい見通しを示している。
20時に東京電力の清水正孝社長が記者会見を開いて輪番停電の実施を正式発表する見通しで、輪番停電を行う際は、500万キロワット(150万世帯の電力需要に相当)をひとつの単位として、事前に周知した上で、3時間ずつ停電させていくものとみられる。