一種のプロパガンダ?
確かに、2009年のカダフィ氏訪米時の演説やインタビュー動画などを見ると、表情がこわばっている。頬はほとんど動かず、動いているのは口元だけ。その口も少ししか開いていない。
ただ、ボトックス注射の影響とは違うのでは、と見る専門家もいる。高須クリニックの高須克弥院長は「映像を見る限り、眉間にも目尻にもしわがありますので『ボトックス』を注射したようには見えないですね」と指摘する。
さらに、
「無表情で口角が上がらないのは、年齢のせいもあるかもしれませんが、彼が激高している映像では口角もちゃんと上がっていますので、演説上のパフォーマンスかもしれません」
無表情で話してから激昂することで、演説に迫力を持たせているのではないかと推測する。
美容整形業界の関係者も「ボトックスはヒラリー米国務長官だってやってますよ。こういう形で情報が出てくることは『カダフィは美容整形なんてやっちゃう人間なんだよ』っていう一種のプロパガンダのような気もしますね」と話していた。