「これまで、日本が韓国に行った蛮行を申し訳なく思う」
だが、この会の内容をめぐって、さらに波紋が広がりそうなのだ。韓国の「キリスト新聞」が2月28日に報じたところによると、土肥氏は
「これまで、日本が韓国に行った蛮行を申し訳なく思う」
と謝罪。さらに、同紙では、
「この日の献金は、小鹿島のハンセン病患者と独島海洋警備隊に寄付される」
とも伝えている。
土肥氏がこの集会に献金したかどうかは不明だが、クリスチャンが礼拝に参列する際には、数百円を献金するのが一般的だ。仮に土肥氏が献金していたとすれば、韓国による竹島の不法占拠に手を貸した形で、国益に反するとの批判を呼びそうだ。
なお、土肥氏は、会見の中で
「(共同宣言の署名が)国益を損ねているという考えはまったくないのか」
と問われても、
「国益というのも抽象的な話で、国益と言えば、あらゆる政治家は縛られてしまう」
と釈明している。今後、土肥氏の「国益」についての認識が改めて問われることになりそうだ。