日本レコード協会は2011年3月9日、音楽や音楽ビデオクリップなどの違法配信に関する利用実態調査の結果を発表した。
調査は12~69才の男女5046人を対象に、2010年8月31日から9月6日までインターネットで実施された。うち違法ファイルのダウンロード経験があると答えたのは1217人。
調査結果によると、10年3月から8月末までに違法ダウンロードをした人のうち、動画配信サイトの利用者は29.6%、P2Pファイル共有ソフトは5.0%、その他PCサイトは10.4%、携帯電話向け掲示板サイトは9.4%だった。
違法ファイルなどの年間推定ダウンロード数は43.6億件で、正規有料音楽配信の4.4億件(2010年)の約10倍。それを正規音楽配信の販売価格に換算すると6683億円で、正規配信の年間売上860億円(2010年)の約8倍だった。