「誰がチャン・ジャヨンを殺したのか」 手紙に書かれた「性接待」疑惑の31人

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SBS記者「手紙は必ず報道しなければと考えた」

   チャンさんの「手紙」の内容が報道されて以降、韓国の世論は事件の真相解明を求める声が高まっている。ツイッターには、「彼女(チャンさん)は搾取されて蹂躙されたんだ」「ジャヨンは誰に復讐したいんだろうか」など、投稿が絶えない。また手紙には、接待にかかわった人数が31人で、相手の職業まで書かれていたと報じられたため、ネットでは「犯人探し」のように、証拠がないままに具体的な企業名や氏名まで飛びかっている。

   ツイッターでは、「すぐに警察は、聖域なしに再捜査する必要がある」との声もあった。SBSによると、韓国の女性4団体が3月7日に記者会見を開き、チャンさんが09年に亡くなったときに徹底捜査を求めたにもかかわらずそうしなかったと警察を非難。そのうえで、今回の「手紙」の発見をきっかけに再捜査と「性接待」の実態究明、関係者の処罰を求めた。韓国の主要紙「朝鮮日報」によると、韓国の李貴男法相はチャンさんの自筆の手紙を入手、検討したうえで再捜査を開始するかどうか決めると述べたという。

   SBS(電子版)は3月8日、「誰がジャヨンを殺したのか」という記事を掲載。この件を担当してきた記者は、「チャンさんの手紙は、必ず報道しなければならないと考えていました」として、所属事務所の元代表や接待を受けたといわれる人たちを糾弾。「一人の若者の夢と魂を踏みにじりながら、罪悪感さえ感じない『悪魔たち』は、チャンさんの死に対する責任をとるべきだ」と厳しく断じている。

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