「菅内閣が延命できる。かえって助かった」??
また、前原氏が単なる閣僚ではなく、次期首相の有力候補だったことをめぐっては、「菅内閣の危機どころか『人材不足』民主党全体の危機」という指摘も出ている。一方、「有力候補が1人消えた」ことで、後継者がいなくなり、「菅内閣が延命できる。かえって助かった」とするうがった見方も民主党内には一部で出ているようだ。
いずれにせよ、傷だらけの菅政権は「青息吐息」の状態にみえる。3月7日、情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)で、司会の小倉智昭さんは、前原氏辞任問題を受け、「日々どんどん悪くなってしまう気がしてしょうがないんですが」とあきれた様子で感想を述べていた。
3月7日付の読売新聞朝刊が報じた世論調査結果によると、菅内閣の支持率は「発足以来最低」の24%だった。