「動物に対する姿勢の指導が先決では」
ただし、業界団体は深夜営業の規制は概ね賛成のようだ。動物取扱業者を対象とした全国組織「全国ペット協会」の米山由男会長によれば、
「深夜営業が動物に与える影響ははっきりしないものの、愛護の観点から深夜営業は辞めてほしいとの意見が多方面から来ています。当協会としては深夜営業は自粛したほうがいい、という方針です」
と話している。
東京都内のあるペットショップは、夜にしか来店できない顧客もいるため深夜営業の規制は反対だと話す。この店では動物の体調管理を徹底し、営業時間中に動物に疲れた様子が見えた場合などは休憩ルームに連れて行って休ませる。
「営業時間帯の問題ではなく店側の動物に対する愛情だと思います。昼間に営業しているショップでも、疲れている動物を展示し、お客に触らせたりしていますよね。本来ならそういう店をまず見つけ出して指導する。それが先ではないですかね」
と同店では話している。