前原誠司外相が2011年3月4日の参院予算委員会で、政治資金規正法で禁止されている「外国人からの政治献金」を受けていたことを明らかにした。
自民党の西田昌司参院議員の質問に答えた形で、前原外相は「献金を受けておりました。これについては、返金をして、収支報告書を訂正させていただきたいと思います」と話した。献金していたのは、京都市に住む在日外国人の女性(72)で、前原外相とは政界に入る前から知り合いだったという。
前原外相は同日夜の会見でも「誤記入とか、外国人からの献金があったというのはすべて私の責任。これは事務所ではなく私の責任だと思っている」と話し、自身の進退については「全体を調べてどのように判断するか決めたい」とした。