サイバーエージェントの仮想空間SNS「アメーバピグ」でトラブルがあった。「奨励環境」の変更を行ったところ、ログインできなくなったユーザーが現れ、現在運営ブログが非難のコメントで炎上状態となっている。
アメーバピグは2009年にスタートしたサービス。ゲームをしたり、登録者とチャットしたりできるほか、アイテムなどの課金サービスもある。
「バージョンアップできない!」「元に戻してください」
現在約600万人が登録する人気ぶりなのだが、そこで2011年3月2日、問題が発生した。
動作奨励環境について「Adobe Flash Player」をこれまでの「Ver9以上」から「Ver10.1以上」に変更。バージョンが低いとログインできなくなったり、正常に動作しなくなったりしてしまった。
事前に告知はなく、スタッフブログでは同日説明。「ご確認の上、都度パージョンアップを行ってください」と促したのだが、上手くできなかったユーザーもいたようで「バージョンアップなんかできないよ!ログインできません」「元に戻してください」「これまで買ってきたアイテムが!」といったコメントが殺到した。
サイバーエージェント「ライトなユーザーが多いので考慮すべきだった」
これを受け翌3日、再びブログが更新された。画像付きで、バージョンアップの方法を説明している。Flash PlayerのURLまで貼り、詳細に手順を書いているのだが、その後もユーザーから「flash playerとか訳分からない」といった書き込みが寄せられ、コメント数は4日までに合計で1500以上までになった。
サイバーエージェント広報によると、今回の環境変更は3~4月にリリースする新機能のために行った。事前の告知がなかった点は反省しているという。
「やはり、ライトなユーザーが多いのでもっと考慮すべきでした。ユーザーにも迷惑をかけ反省しています。今後は事前に告知を行い、どなたが見ても分かりやすい説明をしていきます」
と話している。