2011年1月の現金給与総額の1人あたりの平均額は、前年同月に比べて0.2%増の27万2719円となり、11か月連続で増加した。厚生労働省が3月1日に発表した毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)でわかった。
基本給や扶養手当などの所定内給与は同0.5%減の24万1725円だった。一方、残業代や休日出勤手当てなどの所定外給与は2.5%増の1万8025円となり、13か月連続で増えた。 また、総実労働時間は1人平均で前年同月比0.3%減の136.3時間。このうち、所定内労働時間は0.6%減の126.6時間。所定外労働時間は2.1%増の9.7時間。なかでも製造業は6.6%増の13時間と大きく増えた。
残業代の増加が全体を押し上げた。