衆院解散の議席予測 民主と自民「拮抗」は本当か

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   衆院解散をめぐる政治家の発言が続いている。解散・総選挙となった場合の議席予測の報道も出てきた。今、解散となった場合、民主党は惨敗し自民政権が復活するのだろうか、それとも……

   菅直人首相は2011年2月28日、衆院予算委員会で「4年の(衆院の)任期を迎えたとき、トータルを国民に選択してもらいたい」と早期解散に否定的な発言をした。任期切れはまだ2年以上先だ。

週刊ポスト「民主195議席VS自民198議席」

菅首相による解散はあるのか。
菅首相による解散はあるのか。

   予算関連法案が可決するめどが立たず、菅直人首相は総辞職するか衆院解散するかに追い込まれているとの見方が大勢となっている。

   そんな中、民主党の渡部恒三・最高顧問は2月26日、TBSの番組収録で「今解散なら民主党は惨敗するに決まっている。解散するなんてバカなことあるはずがない」と述べた。一方、小沢一郎・元代表は27日、宮城県内の政治パーティーで「解散・総選挙が現実になる可能性も非常に大きいのではないか」とまったく逆の見方を示した。

   2月28日に首都圏の書店などにならんだ週刊ポスト最新号(3月11日号)は、衆院解散の場合のシミュレーションの結果を載せた。政治ジャーナリスト、野上忠興氏と同誌編集部が行ったもので、結論は、民主195議席VS自民198議席だった。現有議席数と比べると、民主が100議席以上減らし、自民はプラス約80議席だ。

   幅をもたせた予想議席数は、民主(166~214)、自民(173~223)だった。他党では、みんなの党31(現有プラス26)、公明26(同プラス5)などとなっている。さらに民主党内を「『マニフェスト堅持』を主張する小沢支持派」の「Aチーム」と、「消費増税=マニフェスト修正を唱える執行部派」の「Bチーム」、中間派に分けた上で、「Aチーム」が「100議席を超え、130~140議席になる可能性もある」と指摘している。

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