「K-POP人気は韓国政府の操作」 木村太郎氏が「爆弾発言」

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動画再生5000万回の女性グループ

   ユーチューブに投稿されたK-POPスターのPVを見ると、確かに閲覧回数がずば抜けているものがある。例えば女性グループ「ワンダーガールズ」の曲は、再生回数が5000万回に迫ろうかという勢いだ。少女時代のヒット曲「Gee」韓国語版は約3700万回で、ほかの歌手を見ても1000万回以上は珍しくない。J-POPの場合、AKB48の「ヘビーローテーション」が約2400万回だが、嵐やExileといったヒットメーカーでもユーチューブに限ればPV閲覧数はそこまで多くない。日韓の音楽マーケティング上でのネット戦略の違いかもしれないが、海外向けを見越した英語の歌詞ではなく、韓国語で歌っているPVでこれほどの再生回数というのは驚きだ。

   木村氏が指摘した組織の正式名称は「国家ブランド委員会」で、2009年1月に大統領直属の機関として設置された。韓国への理解を世界で深めてもらうため、国としてのブランド力を上げる取り組みが主眼だ。ウェブサイトには、韓国の政治経済や文化、国際貢献活動、ビジネス、先端技術を幅広く紹介している。「国家ブランドによってその国の国民、企業、商品への評価も変わります」と、ブランド向上をとても重視している様子がうかがえる。「韓流」を取り上げた個所もあるが、内容は一般的な説明で、K-POPの最新情報まではカバーしていないようだ。

   木村氏の発言に、韓国のマスコミも反応した。韓国・中央日報は2011年2月28日付の記事で、国家ブランド委員会の事務官のコメントを紹介。「大衆文化を国家がコントロールするのは常識的にありえない」と不快感をあらわにしたとしている。

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