米国生まれの求人サイト「クレイグスリスト」は2011年2月18日から、アップルの多機能情報端末「iPad」向けのアプリケーション配信を始めた。「アイフォーン(iPhone)」用アプリは既に出ている。
「クレイグスリスト」は、求人や物品売買などの「クラシファイド広告」、さらに広く地域情報をインターネット上で掲載している。基本的に英語だが世界各国の主要都市の情報を載せており、日本も東京や大阪、名古屋といった都市ごとにページが設けられ、住宅情報や求人、さらには男女交際に関する「広告」も見られる。
クレイグスリストは、広告の掲載料が無料のため、特にクラシファイドの収入への依存度が高い米国の新聞にとって脅威になっている。アイフォーンやiPadのアプリが広まれば、状況はさらに厳しくなることも考えられる。