ウィキリークス編集長ピンチ 暴行、レイプあったと裁判所認定

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就寝中で無力なことにつけこんでセックスを強要

1. 暴行。「(女性の)腕を押さえ、脚を無理やり押し開き、上半身を重ね体重を寄せたので(女性は)身動きができなかった・・・」というような表現が判決文にあり、このベッドでの行為は英国でも「暴行」になると裁判官は判断した。

2. コンドーム。セックス前にコンドームを使うことにアサンジは同意したにもかかわらず、結果的にコンドームを装着しないでセックスをした。女性はこの事実を後で知る。(コンドームが途中で破れたといわれている)。これも暴行の一種と裁判官は解釈した。

3. 性的いたずら。アサンジは「横になって勃起したペニスを彼女の身体に押しつけた」と判決文に書かれてある。この行為も英国で「いたずら」あるい「性的犯罪」と見なされるとされた。

4. レイプ。アサンジは女性が就寝中で無力なことにつけこんでセックスを強要した。英国でも「レイプ」(強姦)になると裁判官は判断した。

   以上のようにアサンジに対する性的犯罪の容疑は晴れなかったので、裁判官は身柄の引渡しを決定したわけだ。全面敗訴といえる判決を覆し、アサンジ側がスウェーデン行きを回避するには強力な弁護が必要になる。

(在米ジャーナリスト 石川幸憲)

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