ジョブズ氏「足下フラフラ動画」  高まる健康不安、復帰も未定

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   病気で休養中の米アップル最高経営責任者(CEO)、スティーブ・ジョブズ氏の近況を捉えた動画が公開された。

   米情報サイト「レーダー・オンライン」が2011年2月22日に掲載した動画は、ジョブズ氏がカリフォルニア州パロアルトのレストランから出て車に乗り込むまでの様子で、2月8日に撮影されたものという。

医師による「末期がん」説も

車に乗り込むジョブズ氏(レーダー・オンラインから)
車に乗り込むジョブズ氏(レーダー・オンラインから)

   ほんの数歩の映像だが、痩せ細ったジョブズ氏は、足取りが不安定で、車の助手席に乗り込むのも一苦労といった様子だ。レーダー・オンラインは2月16日、ジョブズ氏が8日にパロアルトにあるスタンフォードがんセンターで治療を受けていたと報じており、動画はその日の朝食を終えたジョブズ夫妻の姿とのこと。

「私が健康問題に専念できるよう、取締役会が病気療養を認めてくれた」

   1月17日、ジョブズ氏は従業員に宛てたメールで休養宣言をした。休養中はティム・クック最高執行責任者(COO)に経営を任せるが、重要な意志決定には関与するとしてきた。

   ジョブズ氏は過去に2度、病気療養のために休養している。2004年にはすい臓がんが発見され、摘出手術を受けた。09年1月から6月までも健康状態を理由に休養し、後に肝臓の移植手術を受けていたと明かした。肝臓移植の話が明かされるまでは。がんが再発したのではないかと騒がれていた。

   過去2度の休養では復帰時期についてあらかじめ言及があったが、今回の休養宣言では病状についての説明がないだけなく、復帰時期についても未定。ジョブズ氏の健康状態を心配する声は高まるばかりで、米タブロイド紙では「余命6週間の末期がん」とする医者の説まで飛び出した。

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