「白人女性とのトラブル相談は、圧倒的に少ない」
日本人男性は、米大リーグへのプロ野球選手進出で注目を集め、サッカーでも、アジアカップ優勝でヨーロッパの強豪チームで活躍する選手も出ている。それとともに、もてないと指摘された日本人男性も、欧米出身の白人女性に見直されるようになったのか。
厚労省の国際結婚統計によると、日本人男性がアメリカ人、イギリス人女性と結婚するパターンは、最新の2009年をみると、その逆のパターンの1割ほどだ。しかし、その数はともに、50年ほどで着実に増えてきている。
NPO法人「国際結婚協会」理事の渡辺圭広さんは、意外にも、日本人男性は白人女性と相性がいいかもしれないと言うのだ。
「国際結婚は、文化摩擦によるトラブルが多いんですが、白人女性に対する日本人男性の相談は、圧倒的に少ないんですよ。少なくとも、ここ2年トータルの実績では、まず聞いたことがありません。せいぜい親権の問題ぐらいですよ。結婚したら比較的うまく行き、離婚しても問題があまり起きていないように感じます」
その理由として、渡辺さんは、「お互いに先進国でもありますし、文化が成熟していることが大きいかもしれません」と言う。
「もちろん、日本人男性だからもてるというのは、まだ言い過ぎだとは思います。しかし、留学や仕事などで渡米・渡欧する機会が増えており、今後も白人女性との結婚は徐々に増えるのではないでしょうか」