サッカーなどスポーツ界で幅広く行われている
さらに同紙では、
「『さば読み』は、中国のスポーツ界の大きな特徴。サッカーだけではなく、いくつかの金メダルを取るような種目も例外ではない。国家スポーツ局も、選手の年齢の管理を強化しており、競技団体のトップも、さば読みを非難している」
とも分析。「さば読み」行為は、スポーツ界で幅広く行われていることを伺わせる。その上で、同紙では
「この問題は深刻で、新たな世代に活躍の場を返さなければならない」
と、公正な形で世代交代を行うことを求めている。
そんな中、長春晩報が2月25日に報じたところによると、中国卓球協会は、青少年向けの卓球大会で悪質な年齢詐称が見つかった場合、違反チームの参加資格を取り消す方針を打ち出したという。
11年2月には、トリノ五輪銀メダリストを含む9人の女子フィギュアスケート選手にも年齢詐称疑惑が浮上。大会出場資格がないまま出場していた可能性も指摘されていたが、中国スケート協会は
「大会出場時の年齢が本当で、ウェブサイトに公表されている年齢が誤りだった。データ管理が不十分だった」
などと釈明していた。