スーパー、コンビニ相次ぎ「減塩」提案 薄口だけど「おいしい」を強調

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カロリーや塩分、わかりやすく表示

栄養士の佐藤秀美先生は「食べ方を工夫するだけでも減塩できる」と話す
栄養士の佐藤秀美先生は「食べ方を工夫するだけでも減塩できる」と話す

   一方、ナチュラルローソンが用意したタニタとのコラボ・メニューは、「ゆで豚の香味ソースかけ弁当」や「ミートタコライス」、「バジル風味のクリームスープ」など5品を、全82か店で2月15日から販売している。それぞれ、カロリーを118~404キロカロリー、塩分を1.4~3.6グラムに抑えていて、売り場ではカロリーや食塩相当量の数値とともに制定されたばかりの「減塩マーク」を使って、わかりやすく表示している。

   「健康によいメニュー」というと、これまでは「薄口だとおいしくない」「満腹感が得られない」といった声が少なからずあった。ローソン・ナチュラルローソン推進部の清田栄一郎氏は、「この商品はタニタ社員食堂を担当する栄養士が監修しています。低カロリーで減塩ですが、野菜たっぷりで栄養バランスがよく、おいしさと満腹感が高いところが違います。とにかく、一度食べてみてください」とアピール。4月中旬から、新メニューを投入する計画もあるという。

   さらに、3月1日からはインターネットのグルメサイト「ぐるなび」が「減塩メニューの食べられるお店」特集を展開。東京都内の「減塩焼肉」や「減塩焼き鳥」「減塩串揚げ」などを取り上げる。こうした取り組みが広がれば、「塩リスク」に対する消費者の意識も深まるというもの。

   栄養士の佐藤秀美先生は「たとえば、醤油やドレッシングは料理に直接かけるのではなく、つけて食べる。些細なことですが、それだけでも塩分の摂取は抑えられます」と、食べ方にも注意を呼びかける。

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