「5月復帰はスケジュール的に無理」
「近々復帰の話はリアルに聞いていませんし、私は、5、6月の復帰はないものとみています。裁判は現在も進行中ですし、その落としどころも分かっていません。法廷で裁かれることになったのは、示談レベルでないことを示しており、海老蔵さんも警察の事情聴取が今後ないとは言い切れないでしょう。けじめがついているかどうかは疑問で、謹慎宣言してから期間が短すぎるのもネックになるはずですよ」
海老蔵さんの左目にダメージが残る可能性もあり、肉体的・精神的な面も影響が懸念されるともいう。
5月には、市川團十郎家にとって重要とされる「團菊祭」の公演が大阪である。しかし、この演劇関係者は、この公演での復帰は、スケジュール的にも厳しいとみる。
「逆算すると、4月初めには前売りすることになりますので、3月下旬には公演のアナウンスをする必要があります。とすると、3月中旬には復帰宣言をしないといけませんので、3月中の判決では、とてもできないのでは」
妻のフリーアナウンサー小林麻央さん(28)が妊娠5か月と分かり、7月に出産予定とされている。このままでいくと、復帰の喜びを第1子誕生とともにかみしめられるとは限らないようだ。
前出の演劇関係者は、伝統の歌舞伎界といえども例外ではなく、社会ルール逸脱への目も厳しくなってきていると指摘する。つまり、かつてのように武勇伝で済まされず、社会全体が寛容ではなくなっているというのだ。
「私は、市川家が、ゆかりの深い興行の團菊祭をわざわざ謹慎することで、1つの世間へのけじめにするのではないかと思っています」
なお、市川團十郎事務所も興行主の松竹も、復帰の話はまったくなく白紙状態だとしている。