「消費者目線だと、御社のイメージダウンは避けられない」
11年2月21日には、百貨店とのやり取りを「ユーストリーム」で生中継を始める者も出た。
生放送した男性はフリージャーナリストと名乗って広報に電話で突撃。電話に出た女性広報担当者に、内定が出ている大学生がネットで騒ぎになっていると、話し始めた。広報は、
「今朝こういう報道がされていることを知りました。現在は事実を確認中です」
と答えた。男性は「騒動について御社の見解を伺いたい」「消費者目線だと、御社のイメージダウンは避けられない」などと続けたが、広報からは、
「今の時点でコメントを申し上げる時期ではないと考えます」
という答えが繰り返されるだけだった。
広報が男性に対し「どんな媒体に記事を掲載するのか」と聞くと、男性は、生放送中であることは告げずに「ブログ記事にする」と返答した。
最後に男性は、今回の騒動で何か動きがあれば電話が欲しいと広報に要望した。これで「電突」は終了したのだが、生放送はその後も続き、思わぬ事態に発展する。
男性が自分の携帯電話の番号を広報に伝え、それがもとで男性にワン切りなどのイタズラ電話が殺到したからだ。その後、電話で生放送への苦情が来るようになった。
「突っ込みが甘くダメだ!」「質問の流れが整理されていない」「なぜ広報に生放送・録音していると伝えなかった?」などというもので、男性は「ダメ出しが多くて涙が出そうだ」と途中から涙声になった。
内定した男子大学生に対応を取るのかなどをJ-CASTニュースも聞いてみたが、
「現在調査中でお答えできることはありません」
ということだった。