任天堂 3DS人気でも株価急落のなぜ?

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   ゲーム機器の任天堂の株価が急落していることが話題になっている。東京証券取引所2011年2月18日の終値は2万5360円。前日比130円安だった。前日は高値でなんと2万6790円を付けていたのだから急激な下落だ。

   同社は2月26日に「ニンテンドー3DS」の発売を目前に控えている。1月の予約段階では一部で行列ができたほどの人気商品。「悪い材料は見当たらないのに、なぜ」、それとも「悪い情報の前ぶれなのか」と首を傾げる投資家は少なくないようだ。

   日経平均株価が小刻みながら続伸しているなかで、外国人投資家の注目度も高い、日本の「代表銘柄」だけに下落が目立ってしまったこともある。

10年9月の「3DS」発表時も下落していた

発売が待たれる 人気の「ニンテンドー3DS」(写真は、任天堂のホームページ)
発売が待たれる 人気の「ニンテンドー3DS」(写真は、任天堂のホームページ)

   アイドルグループ嵐が登場するテレビCMが放映中の「ニンテンドー3DS」は、裸眼で3D映像が見られるのが目玉で、2月26日、希望小売価格2万5000円で発売される。

   2011年1月20日には、東京都内の大手家電量販店やインターネット通販などで予約を受け付けた。任天堂の株価は、その1月20日に向かって上昇していった。

   しかし、前日の1月19日の株価(終値)2万4120円に対して、20日終値は2万3100円に。21日の終値は2万2650円と前日比450円安と続落した。

   じつは、「ニンテンドー3DS」をめぐっては2010年9月の、発売日と価格を発表した際にも株価が急落した。発表イベントが近づくにつれて株価が上昇。9月29日の発表当日は一時2万5000円を上回ったが、終値は前日比890円安の2万3010円に下落した。

   このときは、価格設定が2万5000円と予想よりも高かったことで、海外での売上げが期待できないのではないかと心配されたことが原因とされた。

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