女子大生を売り物にしたサイトが増えている。「美人女子大生」を写真や動画で紹介したり、記者として採用してレポートさせたりするなど様々なサイトが出現している。
一時期もてはやされた女子高生以上にアクティブで、知的であること。また、時代が「素人美女」を求める傾向にあり、それが今時の女子大生にピッタリ重なるということらしい。女子大生ブームの幕開けになるのか。
サイトの記者13人は全員が美人女子大生
ソーシャルネットワークサービスのDFQ は、女子大生を中心にした「美人女子学生のレポートサイト・ルミレポ」を2011年2月14日にスタートした。「ルミレポ」のトップページを開くと、雑誌の読者モデルのような女子大生がニッコリ微笑んでいる写真が掲載されている。
同サイトでは女子学生を記者に起用し、ファッションや、恋愛、美容、スポーツなど様々なジャンルを女子学生の目線で体験レポートさせている。記事には、取材中の女子学生の写真が付いている。全部で13人いて全て女子大生だ。
このサイトの目的はズバリ、作家やプロのライターを育てようというもの。面白い記事が掲載されればサイトへのアクセス数が増えることも狙っている。
「大学の授業での発表に飽きたらず広く自分の考えを発信させたい女子大生がいます。記者として採用し、取材と発表の場の両方を与えます。最終目的は彼女達にプロに育ってもらうこと」
とDFQの同サイト担当者は話す。今後女子大生を中心に50人まで増やす予定だ。
「女子大生サイト」が増えている。「ルミレポ」以外にも「キャンパスパーク」、「キラジョ」、「ドルチェビータ」などがある。
「ドルチェビータ」は日本ドリコムが2010年6月に立ち上げたサイトで、もともと女子大生向けフリーマガジンだった。サイトのトップページには今日の日付を紹介する「姫くりカレンダー」があり、読者モデルが写真で登場する。写真をクリックすれば、大学名や趣味などその女子大生の詳しいプロフィールが見られる。サイトの柱になっているのは女子大生が書くブログ。女子大生の視点でファンションやグルメ、日常生活で役立つ情報などを同じ女子大生に向けて発信する。
テレビやファッション誌から出演依頼が来ている
このサイトの現役女子大生会員は現在1万5千人ほどいて、この中からオーディションで読者モデルが選ばれている。
一番の狙いは、女子大生会員を増やし企業から「女子大生マーケティング」の依頼を受けること。企業の新商品開発や、売り出すための戦略などに使われる。また、女子大生の写真を見たテレビ局やファッション誌から出演依頼が来ているという。女子大生に特化したサイトを作った理由について「ドルチェビータ」の担当者は
「女子高生を使ったマーケティングが盛んな時期がありましたが、情報の収集や発信、そして行動力など女子大生の方が一段、二段もランクが上です。そうした彼女達のパワーを活用する、そんな時代を迎えているのではないでしょうか」
と話している。果たして新たな女子大生ブームは来るのだろうか。