40年以上「チョコボール」を販売している森永製菓(東京都港区)が、アイスクリーム「徳用チョコボール」を販売している名糖産業(名古屋市)に商標権を侵害されたとして同社を提訴した訴訟の第1回口頭弁論が2011年2月17日、東京地裁であった。森永側は販売差し止めや6000万円の賠償などを求めている。
訴状などによると、森永は1965年から「チョコレートボール」(通称チョコボール)を販売し、67年から「チョコボール」の名称を商品名として使っている。名糖が80年ごろから同アイスを販売していることについて、「ただ乗りだ」などと主張している。
名糖側は、同アイスとは別製品だが59年からチョコボールの商品名を使っているなどとして争う姿勢を示している。名糖産業総務部は、J-CASTニュースの取材に対し「裁判で主張していく。コメントは差し控えたい」と答えた。