「実写映画について現在調査中」と集英社
実写映画一作目「Dragonball Evolution(ドラゴンボール・エボリューション)」はハリウッドで制作され、09年3月に日本で公開された。しかし評価は散々で、主人公や登場人物がマンガのイメージと違う、ストーリーに納得がいかない、特撮のレベルが低い、などといった批判が出た。原作者の鳥山明さんは予告編ムービーに、
「脚本やキャラクター造りは原作者としては『え?』って感じはありますが(中略)僕やファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません」
などといった異例のコメントを出した。
「Dragonball Evolution」のラストは、続編が作られるのではと思われる展開だった。ネットでは第二弾が制作されるとするなら、「ドラゴンボール」を熟知しているスタッフに任せるべきだとの意見が多く出ていた。今回、監督に山崎さん、脚本家に紀里谷さんという名前が上がり、日本人で、しかもアニメの実写版を手がけた2人だったため、「前作よりマトモなものが見られそうだ」と期待するファンも出ていた。それでは、この2人の起用はないとして、「ドラゴンボール」の実写版第二弾はあるのだろうか。集英社に問い合わせてみたところ、同社広報は「現在調査中です」ということだった。