ハフィントン・ポスト買収したAOL 「過去の失敗再び」と予測する声も

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政治的にリベラルな姿勢を許容できるか

   ニューヨークタイムズ電子版は2月7日付の記事で、AOLの主力事業のひとつであるダイヤルアップによるネット接続事業の低迷や、広告事業の失敗などを指摘。ブロードバンドによるネット利用が一般的になるなか、ダイヤルアップサービスはますます落ち込むとの見通しを示した。AOLの業績を見ると、2月2日に発表された2010年第4四半期決算でも、売上高が前年同期比26%減と芳しくない。

   ウォールストリートジャーナル電子版は 2月8日、買収に関する複数の識者の見方を紹介。ロイターのフェリックス・サーモン氏は「両社にとって好ましい」と評価する一方、「HPのような独特な組織にとって、AOLが本当に適した『親』といえるだろうか」と懐疑的だ。

   またビジネスニュースサイト「マーケットウォッチ」のコラムニスト、ジョン・フリードマン氏は、「AOLが政治的にリベラルな姿勢を許容できるだろうか。難しいだろう」と懸念を示す。さらにAOLとタイム・ワーナーの合併失敗は、両社の企業文化の違いにあったとし、今回の買収も「歴史的に見れば厳しかろう」と予測する。

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