ワタミ渡辺氏が都知事選出馬? どうなる「消費税増税論」

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「20~25%の消費税は必要だと思う」

   例えば、経済誌「経営塾」09年10月号のインタビューでは

「今回(民主党が政権交代を果たした09年衆院総選挙)の民主党のマニフェストを見てもそうですが、いままで850兆円の借金を重ねてきた国の、どこから16兆8000億円が出てくるのか」

と、マニフェストの実現可能性に疑問を呈したうえで

「日本の財政赤字に対し、世界の人は『いつ破綻するんだ』という目で見ているということ」

   財政再建の必要性を強調。また、政治に一番大切なものは「信」だというのが渡辺氏の持論だが、「Voice」10年7月号では、

「『消費税を上げる』というとき、年金をはじめ、いざというときのセーフティネットとして国がきちんと使ってくれると『信』が置ければ、国民は安心して税金を納めようとするはずだが、政治家は消費税増税から逃げるばかりで、ごまかしのバラマキになってしまっている」

と消費税率の引き上げを主張。10年9月23日の「報道ステーション」の消費税に関する特集の中でも、

「消費税は、何らかの形で上げるべきだと思っている。将来の不安が、皆さんのお金を使わせていない一番の理由。年金、介護、医療がしっかり整備されること、それから、この国の財政がしっかり立ち直ること。そして、無駄なお金を使わずに、この国が集中的に債権されていく。この国が経済が立ち直っていくところに集中してお金を出せること。それらのものを全て前提にした時に、20~25%の消費税は必要だと思う」

と、さまざまなハードルはあるとしながらも、具体的な税率にまで言及している。

   国政選挙でかかげた選挙公約が地方自治体の選挙に直ちに当てはまる訳ではないが、仮に渡辺氏が、みんなの党から出馬することになった場合、何らかの説明を求められることになりそうだ。

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