日本工作機械工業会が2011年2月9日に発表した1月の工作機械受注総額(速報)は、前年同月比89.4%増の1043億5300万円となり、14か月連続で前年実績を上回った。前月比では5.6%増えた。
内訳を見ると、内需は2倍の316億7300万円で14か月連続の増加。ただ、2000年以降の記録でピークだった2005年3月(688億円)と比べると、なお半分に満たない。
外需は84.8%増の726億8000万円で、15か月連続の増加となった。
同工業会は「09年から昨年にかけての最悪期は脱した」と見ており、電子部品や建設機械などは中国向けの輸出を中心に生産が増えている。