在日中国人が日本で1円玉収集? 中国メディア「でたらめ」と反論

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   中国人がアルミニウムを調達するために、日本の1円玉を集めているというウワサがある――。日本の週刊誌が書いたこんな記事に、中国の新聞がかみつき、「でたらめだ」と反論している。

   「中国が『抗日運動』で1円玉を集めているとのウワサ」という記事が、2011年1月29日、雑誌『週刊プレイボーイ』(集英社)のウェブ版「週プレNews」に掲載された。

中国人がレジで1円玉要求?

   記事によると、北京五輪や上海万博関連の建築ラッシュ、社会インフラの整備などで大規模経済政策を推し進める中国では現在アルミニウム不足が課題となっている。この問題を解決するため、日本に滞在する一部の中国人が買い物のお釣りや両替で1円玉を収集し、中国に持ち帰っているという話があるのだという。

   しかも、1円玉は日本の通貨の中では一番原価率が高く、1枚作るのに約3円もコストがかかるという。1円玉を作れば作るほど赤字が増えることになる。「1円玉作戦」はアルミ資源を手に入れながら相手国を苦しめる高度な作戦だとしている。

   中国人がレジで「この1円玉、全部売ってください」と交渉するという噂もあるとし、「近い将来、日本から1円玉が消滅する日が来るかもしれない?」と結んでいる。

   この記事は2ちゃんねるで話題になり、「中国ならやりそうで怖い」「都市伝説だろ」「アルミ缶集めた方がいいんじゃない?」といった書き込みが寄せられた。中国でも環球時報(電子版)が1月31日付けで取り上げた。

「日本鬼子は頭がおかしい」「日本は典型的な精神病」

   記事の内容を紹介し、日本ではこのような在日中国人を中傷する「でたらめ」な報道が2010年後半から多数でていると主張。例として、著名ジャーナリストの「68万の在日中国人が本国命令でテロや争乱起こす危険性がある」という発言や、全国紙での「中国人が水資源獲得のため日本の山林を買おうとしている」といった報道を挙げ、事実に基づかない言論が日本のメディアに公然と掲載されているとしている。

   記事には300件近いコメントが寄せられている。「中国人が歯磨き粉のパッケージからアルミニウムを採集しているとしても、遠路はるばるそんなことを行うだろうか」といったものもあるが、「日本鬼子は頭がおかしい」「この記事を読んで安心した。日本はもう本当に終わりということだな」「日本は典型的な精神病」と反発するものがほとんどだ。「これは確かに資源を略奪するいい方法だ」「教えてくれてありがとう」といったものも幾つか見られた。

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