日本大相撲協会は2011年2月6日、八百長問題を受けて東京・両国国技館で臨時理事会を開き、3月13日から大阪府立体育館(大阪市)で行う予定だった春場所の開催中止を決定した。
本場所が中止となるのは、国技館修復の遅延で夏場所を開催できなかった1946年以来65年ぶりで、不祥事による中止は初めて。
相撲協会は特別調査委員会(座長・伊藤滋早稲田大特命教授)を設け、八百長への関与が疑われた14人の力士に聞き取り調査を実施。十両千代白鵬ら3人が関与を認めた。今後、14人から提出された銀行の預金通帳や、任意で提出を求めている携帯電話の記録などを詳しく調べていく。