ソニーPSP後継機を年内発売 どこまでスマートフォンに対抗できるか

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6年程度の寿命があるゲーム専用機が対抗し続けられるのか

   一方の任天堂も、無料もあるスマホに比べて割高感があるゲーム専用機の「ハンデ」を少しでも軽くしようと、ニンテンドー3DSでは本体にあらかじめ複数のゲームを組み込む新機軸を打ち出した。また、テレビ局が無線で無料配信する3D映像の受信サービスを始めるなど通信機能も強化している。

   任天堂の携帯型ゲーム機は2004年12月の発売以来、ほぼ6年ぶりのシリーズ刷新ということもあり、ファンに「飢餓感」があったためか、3DSの予約は好調で、2月26日の発売日の販売分は各家電量販店での受け付けを終了した。

   ただ、NGP、3DSとも、大人ユーザーを獲得し続けた従来機のように、コアなユーザー以外の顧客層に広がりが出るかどうかについては、見方が分かれている。ある外資系アナリストは「年を追うごとに世界中のメーカーがグレードを上げるスマホやタブレット端末に、6年程度の寿命があるゲーム専用機が、発売当初はともかく、対抗し続けられるのか」と疑問を呈する。スマホの成長力にどこまでゲーム専用機がついていけるか、ソニー、任天堂の思惑通りには一筋縄でいかないのが実情と見られる。

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