10代のギャルの間で「女の子同士のチュー」が流行っているのだという。ティーン向けファッション誌によると、約8割が経験。友達への愛情表現として行う、新しい「友情のアカシ」なのだという。
ギャル系ファンション誌『Ranzuki』(ぶんか社)が2011年3月号で興味深い企画を行った。中高生を中心とした読者モデルに「女のコ同士でチューしたこと、ある?」とアンケートを実施したところ、50人中39人が「ある」と回答。ほぼ8割が経験済みだとしている。
友達とふざけ合っているときにする
どんなときにするのかという質問には「友達とふざけているとき」(1位)、「『このコ、カワイイ』って思ったとき」(2位)、といったものが上位に入っている。友人の家に泊まったときなどにして、その様子を携帯のカメラで撮影するのだという。
なんでするのかという質問には「友達のことが好きだから」が1位。「仲がいいのをアピール」というのも3位に入った。記事には「これが女のコの、新世代『友情のアカシ』」という見出しも入っており、友達への愛情表現への一貫として行われているようだ。専属モデルたちが携帯で撮ったプライベートでのキス画像も掲載されており、頬にしているのもあるが、殆どは口と口でしている。
ブログに掲載して「仲良し度」アピール
ネットを見ると、確かに「女の子同士のチュー」はあるようだ。Q&Aサイトには「中2の娘が女の子とチューしている写真を見せてくれました。今時の女の子ってこれが普通なのでしょうか」といった質問があり、「その子達なりのスキンシップなんじゃないかな」という回答が寄せられている。
J-CASTモノウォッチでコラム「ギャルウォッチ」を連載している、GRP(ギャルリサーチプレス)編集長・まぁ~ささんによると、10代ギャルの9割がアメブロやクルーズ、デコログなどで自身のブログを持っており、そこで、女の子同士でキスする画像をアップしている10代ギャルを多く見かけるという。
「昔から中高生の女の子はやってましたけど、ここ最近増えている気がしますね。ギャルの子たちっていうのは、とても素直。友達への愛情表現もストレートです。しかも、自分たちが仲良しであることを周囲にも分かって貰いたい。だから、その写真をブログにも掲載するようです」
と話す。また、ギャルの間でこの2~3年ですっかり定着したのが、バレンタインの「友チョコ」。要はバレンタインデーに仲の良い女の子同士でチョコレートをプレゼントし合うだけなのだが、女子校に通っていると、50個も「友チョコ」を貰うケースもあるのだという。
「本命よりも友チョコを優先させる子もいるようです。ギャルは昔から仲間意識が強く、友達思い。『女の子同士のチュー』もそうした現れなのでしょう」