第三のウィキリークスもスタート
1月末にスタートしたオープン・リークス(OpenLeaks)が第三のウィキリークスである。ジュリアン・アサンジと共にウィキリークスを支えたドイツ国籍のダニエル・ドムシャイトベルクが中心になって立ち上げたサイトである。
ウィキリークスの運営方針をめぐってアサンジと衝突したドムシャイトベルクは2010年9月に事実上除名になり、その後同志とともに新サイトの構築に着手し、ようやくその立ち上げに漕ぎ着けた。現在はパートナーになるメディアやNGOとのネットワーク作りに重点を置き、11年後半のフル回転を目指しているという。
オープン・リークスは、ウィキリークスと違い、情報の仲介役という立場に専念すると宣言している。つまり自身のサイトで流出情報を公開する発信型メディアではなく、提供された情報をNGO、労働組合、マスコミなどに仲介するデータベースと位置づけている。情報提供者は希望の公開先を指定することができ、その受け手が公開の最終判断を下すというシステムである。
ウィキリークスは自身のサイトで発信するだけでなく、ガーディアンなどの有力メディアに情報を独占提供することで公開効果を高めている。