ネット上の住所を示す「IPアドレス」について、日本の管理団体「日本ネットワークインフォメーションセンター」は2011年2月1日、元締めの管理団体で在庫切れを起こしたことを明らかにした。
米カリフォルニア州にある国際管理団体「ICANN」が管理していた最後のアドレス在庫が、アジア太平洋地域の管理団体「APNIC」に分配されてしまったためだ。残るアドレスは、APNICなど5つの地域管理団体が持つものだけとなったが、その在庫も11年後半にはなくなるという。このため、アドレス数を増やした次世代規格への移行作業が進められている。