切込隊長「私が権利者なら今日にでも弁護士事務所へゴー」
「Baiduライブラリ」の利用規約には
「権利者からの許諾を得ていない場合、または他人の著作権を侵害するドキュメントをアップロードする行為は一切禁止されます」
と、一応のガイドラインを定めている。だが、違法ファイルの削除などの対策が進んでいないのが実情のようだ。
もっとも、この問題は今に始まったことではなく、サイトが百度に移行される前の09年7月の段階で、当時の運営会社のブログで、
「弊社内でも監視体制を強化し、パトロールを続けておりますがこの場を借りて今一度申し上げます。権利者の許諾を得ないコンテンツのアップロードは禁止です!!」
という注意喚起が行われているし、運営が百度に移行した直後も、違法ファイルの多さが指摘されたという経緯もある。
この問題をめぐっては、11年2月1日、アルファブロガーとして知られる「切込隊長」こと山本一郎さんが、ブログで
「大丈夫なのか、というか、大丈夫じゃなさ過ぎて本気でヤバイ。私が権利者なら今日にでも弁護士事務所へゴーという感じの、凄まじい逸品に仕上がっております」
などと批判。サイトを批判する声がネット上に拡散していた。
百度日本法人の担当者は、
「違反コンテンツを監視するためのシステムを導入しており、疑わしいものははじく(削除する)ようにしている。人の手を入れてチェックもしているが、改善の余地はある」
と話している。