テレビ局「本人に何度も所有について確認」
夏波夕日さんによると、ニューヨークにあるビルの部屋は、2010年から売りに出していた。しかし、「買い手がいなくて困っていた」といい、毎日放送の取材を受けた同年12月末ごろは、まだ夏波さんに部屋の所有権があったという。
夏波さんは、11年1月29日付ブログでも、「お家は1つだけにしなきゃダメですか?」と反論した。取材では、不動産契約書といった証明書類をニューヨークから取り寄せ、毎日放送側にもFAXしたいと話していた。ただ、夏波さんは、「テレビ局にいちいち報告するため、なぜ個人情報まで出さないといけないのか」と困惑している。
報道によって、メールなどが相次いで来ており、自宅近くまで行って危害を加えることをほのめかすものも送られてきたという。
毎日放送の広報担当者も、今回の件について、こう戸惑いを明かす。
「本人に何度も所有について確認しています。間取りもすらすらと説明していましたし、本人と一緒に部屋の中に入っています。これだけ確認していますので、本人に権利書などを見せてほしいとは言えませんでした」
「やらせ疑惑」報道については、「『虚偽の疑い』なら分かりますが、そう指摘されるのは心外です」と言っている。