読売テレビ(日本テレビ系列)の情報番組「ミヤネ屋」の企画でタレント・岸部四郎さんの古書が安値で売り払われた「事件」で、お笑い芸人・出雲阿国さんが2011年1月30日、ブログに謝罪文を掲載した。
岸部さんの運気を上げるため、風水に詳しい出雲さんが岸部さんの自宅の模様替えを行うという企画で、27日に放送された。その中で、岸部さんの収集していた古書70冊を岸部さんが外出している間に、ブックオフに3440円で売却。岸部さんが「15万円の価値がある」と主張していた評論家・小説家の吉田健一の著作集32冊も含まれていたのだが、1冊20円で640円にしかならなかった。
「不愉快に思われた方々、皆さん本当にすみませんでした」
放送後、出雲さんのブログには「岸部さんがかわいそうだ」「芸能界の先輩である岸部さんへの態度が悪い」といったコメントが寄せられ炎上状態になり、28日までにコメント欄が閉鎖された。
30日のブログでは、ブックオフは本人の確認が取れないと買い取りはできないとしているので、あくまで岸部さんが必要ないと言った本を本人の意志で売ったと説明。「風水的にただ本を売ればいい、無くせばいい、ということではなく、本人が不要に感じているものは手元から無くした方がいいよということを今回私はお伝えしたつもりでした」としている。
また、岸部さんのことは人生の先輩として尊敬しているとし、「オンエア上で失礼な態度をとり、不愉快に思われた方々、皆さん本当にすみませんでした」と謝罪した。人間としてまだ足りないところがあり、自分の内面を見直すいい機会になったといい、「皆さんこれからも応援、よろしくお願いいたします!本当に精進します!」と書いている。