2010年第4四半期の世界のスマートフォン向け基本ソフト(OS)の市場シェアで、米グーグルの「アンドロイド(Android)」がフィンランドのノキアの「シンビアン(Symbian)」を抜いて首位になった。英調査会社カナリスが11年1月31日発表した。
カナリスによれば、アンドロイド搭載のスマートフォンの出荷台数は前年同期比615.1%増の3330万台、シンビアン搭載機は同30%増の3100万台、米アップルの「アイフォーン(iPhone)」は85.9%増の1620万台だった。シンビアンのシェアは前年同期の44.4%から30.6%まで減少。一方、LG、サムスン、エイサー、HTCなど複数メーカーの端末に搭載されたアンドロイドのシェアは、8.7%から32.9%まで伸びた。ノキアは端末メーカー別のシェアでは首位(28%)をキープした。