「幸福の科学」巡る印税・お布施… 総裁夫人が週刊誌に語った中身

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   宗教法人「幸福の科学」を巡り、週刊誌各誌が大川隆法総裁の離婚問題などを報じている。大川総裁の妻きょう子氏の「告白」を紹介する形で、教団へのお布施額や総裁の年収にも触れている。

   首都圏の書店などに2011年1月27日に並んだ週刊文春と週刊新潮の最新号(いずれも2月3日号)は、「大川隆法総裁夫人 ついに明かした『教祖の私生活』」(文春)などの見出しで、いずれもきょう子夫人の話を軸に、離婚に向けて進んでいる現状やその経緯などを報告している。

きょう子夫人「お布施だけで年に約300億円」

   両誌などによると、きょう子夫人は、教団の副総裁などを務めたこともある。大川総裁が09年に「創立」した幸福実現党の党首だった時期もある。週刊新潮によると、きょう子夫人は、09年夏の衆院選の際に没収された供託金「約11億円」について、「正直に言って、11億円というのは教団にとって大した金額ではない」と指摘。「何しろ、お布施だけで年に約300億円も集まりますから」と答えている。

   また、週刊文春記事では、きょう子氏は、大川総裁について04年ごろ以降、「1着約60万円のジャケットを渋谷の東急本店で買ったり」、腕時計についても「約600万円から、中には約2000万円を超えるものを購入するようになりました」と語っている。「私の知る限り」と断った上で、「彼の年収は本の印税を含めて8億円くらいありました」とも述べている。

   大川総裁の本は、これまでに600冊以上出ている。書店のベストセラーランキング上位で見かけることも多い。紀伊國屋書店の単行本週間ベストセラー(11年1月17日~23日)をみると、10年12月発刊の大川総裁の「救世の法」が1位となっている。「基本書」とされる「太陽の法」は、幸福の科学グループ広報局によると「全世界で累計1000万部を超えている」(翻訳本や文庫含む)。

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