10年12月の失業率やや改善4.9% 有効求人倍率は横ばい

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   総務省が2011年1月28日に発表した10年12月の完全失業率は4.9%となり、前月に比べて0.2ポイント改善した。10年2月以来、10か月ぶりに5%を下回った。医療や福祉分野の雇用が伸びていて、とくに女性の雇用が持ち直している。完全失業者数は324万人(季節調整値)と前月に比べて13万人減少した。就業者数は6252万人(同)で、19万人増えた。

   また、2010年の完全失業率(平均)は5.1%となり、前年比で横ばい。2年連続で5%を上回り、高止まりしている。完全失業者数(年平均)は334万人で、前年に比べて2万人減った。

   一方、厚生労働省が同日に発表した12月の有効求人倍率は0.57倍となり、前月と比べて横ばいだった。厚労省は雇用情勢について、「持ち直しの動きが広がりつつある」との判断を示した。また、10年の有効求人倍率(平均)は0.52倍となり、前年に比べて0.05ポイント上昇した。

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