ドミノ・ピザのイケメンコンテスト 大量投票で混乱、無効の可能性

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   宅配ピザのドミノ・ピザジャパンが、制服を着た25人の男性の中から優勝者を決めるイケメンコンテストを行った。掲示板「2ちゃんねる」などで投票の呼び掛けがあり、一人の男性に投票が集中した。すると、なぜか2011年1月22日頃から数時間に100万票以上の単位で他の候補者の票が伸びた。

   1月24日には第3の候補者の票が急激に伸び出すといった現象に、ネットユーザーからはドミノ・ピザ側が意図的に操作しているのでは、といった非難が出たが、ドミノ・ピザは「ツイッター」でそれを否定。24日の朝には得票の途中経過も消えてしまった。

「弊社側で票を操作している事実はございません」

   ドミノ・ピザが創業25周年を記念した「イケメンドミノ25コンテスト」を自社のホームページで開催したのは2011年1月14日から。25人の男性が写真入りで紹介され、ピザを作ってくれたり、届けてくれたら嬉しいと思う1人に投票する仕組みだ。投票は2月6日まで受け付けている。

   ドミノ・ピザの担当者によれば、エントリーナンバー「No15」の男性に投票が集中するようになったのは1週間ほど前から。経過は順次ドミノ・ピザのホームページで公開していて、1月22日午前1時時点では「No15」の得票シェアは87.2%と圧倒的だった。しかし、「No11」の男性の得票が急激に伸び出し、同日の午後3時には得票シェアが「No15」の48.9%に対し、「No11」が49.4% と逆転する。

   「No15」を応援していた人はこれに驚き、ドミノ・ピザへの抗議が始まっていく。ドミノ・ピザは「No15」がトップになるのを嫌い、「No11」を意図的にトップにしようとしているのではないか、ということだった。ドミノ・ピザ公式「ツイッター」にはこんな質問が寄せられた。

「1秒間に300票というのは現実的に不可能ですよね?管理してる側が票を書き換えたとしか思えません。その点どうお考えですか?」

   ドミノ・ピザはこう返答した。

「その件のご意見は多数頂いておりますが、弊社側で票を操作している事実はございません」

   24日になると、今度は「No16」の票が急激に伸び始めた。そしてこのコンテストのサイトが重くなり繋がりにくい状態が続き、午前7時頃に得票経過が表示されなくなってしまった。

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