結婚報道で話題になっているNHKの青山祐子アナウンサー(38)がとんだ失態をやらかした。メインキャスターを務めるニュース番組の中で「席巻」を「せきまき」と読み間違え、「ごめんなさい」と謝罪。ネット上には「結婚ボケだな」といった書き込みが寄せられ、ちょっとした騒動になっている。
青山アナは筑波大学卒業後1995年に入局。アナウンサー歴10年以上にもなるベテランだ。08年3月からNHK総合の「ニュースウォッチ9」でメインキャスターを務めている。
「ヒットチャートをせきまきする人気グループ」
3年目に入りNHKの21時台の顔としてすっかり定着してきた青山アナだが、2011年1月20日の放送で事件が起きた。音楽関連のニュースを紹介する際、
「音楽のヒットチャートをせきまきする人気グループ、嵐」
と読み上げてしまったのだ。
「せきまき」は「席巻」で正しくは「せっけん」と読む。青山アナはその後も「そしてAKB48、K-POPブームの火付け役のKARA」と読み続け、間違いに気付いていない様子。しかし、隣にいた大越健介アナが「青山さん、『せっけん』ですから」とやんわり指摘、青山アナは笑いながら「あ、すみません、ごめんなさい」と詫びた。
ネットでは直ぐに話題となり、2ちゃんねるのNHK総合実況板では「今せきまきって言わなかった?」「席巻を読み間違えるアナウンサーがNHKにはいるらしい」といった書き込みが殺到した。
NHK広報「あってはいけない恥ずかしいこと」
しかも青山アナは会社役員の一般男性(37)と結婚することが1月中旬に報じられたばかりだ。17日の同番組では結婚の話題を振られ、「仕事はしっかりやっていきたいですし、家庭も充実させていきたい」といったプライベートに関する言葉を連発。19日のNHK定例会見で担当理事が「最後にさらっと触れる程度が適当ではなかったか」と苦言を呈していた。
そのため「叱られたばかりなのに……」「結婚で浮かれているからだよ」「結婚ボケだな」といった書き込みも多数寄せられた。YouTubeにも「せきまき」発言動画がアップされ、3000回以上再生されている。結婚報道で注目されていた矢先の誤読だったために、ちょっとした騒動になってしまった形だ。
NHK広報部によると、視聴者から問い合わせの電話があったとは思われるが、今回の誤読については特に集計していない。担当者は
「地名などで読み間違いの多い例を定期的にまとめて誤読防止に努めていますが、今回は明白な間違いで、あってはいけない恥ずかしいこと。正しい日本語でお伝えしなければならないのに、視聴者の方々にもご迷惑をかけ、大変申し訳ございませんでした。今後こういうことのないようにしていきます」
と終始平謝りだった。